TBS系ドラマの「あなたのことはそれほど」ですが、
ついに6月20日に最終回を終えましたね。
初めは賛否両論、いや、
キャスティングからストーリーまで、
色々と批判が多かったスタートでした。
※この記事はネタバレは少ないので
これから見る人も内容は「それほど」(笑)
わからないと思いますが、
一部ネタバレもあるのでご注意くださいね!
波留さんは美都が嫌い!?
主役を務めた波留さんは、
最後まで役に共感できなかったようなコメントを残しています。
でも、美都役が波留さんだったことが、
よりリアリティーが増したり
嫌悪感が和らいだりした気もしますね。
清純派の波留さんが、この役を演じるという
キャスティングにも批判が多かったですが・・・
最終的には、
演じきった波留さんに賞賛の声が上がっています!
原作はいくえみ綾さんの漫画
いくえみ綾さんの漫画は、
人間らしい温かみがあって、
繊細でとても好きなので
途中、なんだかなぁ~と思いながらも
期待して観ていました。
結末の感想・・・
そして迎えた最終回。
色々な感情にそれぞれが終止符を打って、
次の人生を歩んでいく・・・そんな様が、
本当に人間らしく、
また、変化していく部分と変わらない部分、
そんな微妙な余韻も残して、
夫婦のあり方や自分らしさについて考えさせられました(-_-)
麗華のセリフが突き刺さる
特に私が共感したのは麗華の気持ち。
大好きだった夫が自分を裏切った後、
どうやって気持ちをコントロールしていくのか・・・。
有島君が「土下座でもなんでもする」と言った時の
麗華の「そんなことしたら一生許さない」
というセリフも突き刺さりました。
うまく説明できないけど、
この感情、すごくよくわかる。
どうにか取り戻したいと奮闘する夫を見ても
どう許したらいいのかわからない。
どうしたら楽になれるのかがわからない。
「どうして私はこんな気持ちなのかしらね」
といった麗華に激しく同情してしまいます。
それはそれは、不倫相手が自信たっぷりな感じで
目の前に現れたら、
一生忘れられそうにありませんよね・・・(T_T)
夫婦の問題って、
きれいごとばかり言っていると否定される事が多々あります。
間違っていないのに、
なぜか「夫婦ってそうではない」なんて片付けられて、
正論よりも許すことを求めらる。
許せる人がいかに寛大かを語る人も多い。
許せないと固くてまじめで愛情が足りないような目で見られ
結局は追い詰められてしまう。
正しい麗華は、
好き勝手にしてしまった美都より苦しんだと思います。
そして、これからも引きずっていくでしょう。
でも、麗華自身も、これから先
妻として、母として生きていく中で、
変化していくのだと思います。
感想のまとめ
各々の「それほど」が重なって、
新しいスタートを歩みだしたラストでしたね。
「それほど」な人と結婚して不倫した美都は
自業自得な気もするし、
傷も浅いですよね。
大事にしたい家族があるのに
「それほど」でもな人と不倫をした有島君は
一番大切な人の大きな信頼と愛情を失い、
痛い目にあったように思います。
そして、とにかくとばっちりを受けて
苦しんだのは麗華ではないでしょうか?
亮太は、不倫をされた可哀そうな夫ですが、
自分の愛の形を押し付けすぎていた気もしますし。
義理の母に対して失礼な言動もあったことも気になりました。
妻の気持ちが他に行ってしまうのも
仕方がないようにも感じます。
しかし、最後に、
まだ美都が「運命の相手」を探していることに
そーなのねぇ~・・・と思いましたよね。
でも、人間ってそういうものだよね~
有島君もまたやっちゃうのかもね~
懲りない感じが、
そういうものなのかもなって思っちゃいます(-_-)
「あなそれ」が終わってしまい残念ですが、
いち主婦として、見ごたえありました。
周りのママ友たちも、案外納得していました。
賛否両論ですが、終わり方はドロドロもせず、
それぞれがそれぞれの気持ちと向き合う結末でしたね。
また、楽しいドラマが始まるといいな~(*’ω’*)